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紙布について

味わい深まる魅力的な素材“紙布”

紙布は紙から作られた糸を織り込んだ生地のこと。
織機に通す前に、撚り糸を回転させながら巻き直し糸の面を揃えていきます。
この工程が表面に立体感を生むポイント。
職人により、隅々まで整えられれば重厚感と柔らかさを併せもった紙布が生まれます。
汚れが目立ちにくい紙布は使えば使うほどに味わいが深まる魅力的な素材です。

400年以上の歴史を持つ伝統織物“紙布”

和紙を撚った糸で織りあげる伝統の布「紙布」。海の美しい広島県江田島市の工場で作られています。
細やかな格子模様が目を引く紙布は、主に住宅壁紙向けに生産されていますが、現在は廃業が相次ぎ国内2社だけとなったメーカーのひとつ。紙布は今や貴重な伝統織物となりました。

紙布は日本の気候に合った“呼吸する素材”

紙布は『雨の日には湿気を吸いい、晴れの日には吐き出す』という日本の気候に合った素材です。
上手く使えば30年以上もつと言われています。実際に50年前に作られた紙布は、今でも当時の風合いそのままに、全く劣化することなく使われています。
高温多湿の環境下でも強い耐久性を長時間保持できるのは、紙布が“呼吸する素材”だからです。